涌井良幸(2008)統計解析がわかった! ,日本実業出版社.
個人的な書評です.参考までに.
データを用いた科学はどの分野でも必要な話です.会社においてもですが,この本はその手の話を分かりやすく伝えています.例示も分かりやすいと思います.
ちょっと気になるのは,ある意味「実用的」な部分もあるのですが,統計学の視点では適切ではない表現もみられました.何をもって適切かというのも難しいですが,他の専門書と比較すると「ちょっと違うなぁ」と思う点もちょこちょこありました.略歴をみても統計の専門家ではないようですね.元は数学の先生?
ただ逆に言うと専門家でない視点を踏まえて分かりやすいのかもしれません.そういう導入方法もあるかと「うんうん」と思う点もありましたので,ちょっとこの分野の導入として読むにはよいかもしれません.広く浅くと考えるとよいのかもしれませんね.多変量解析も出たみたいですね.今度機会があれば読んでみます.
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